…ドロップアイテムがほとんど出ないくせに、やれ蘇生代だ、宿代だ、ネクタルだ、とじわじわ赤字が続いて行く。
とりあえず一面のダメージ床は後回しに、28Fの探索を続けているが、金が…だんだん金が減っていく。正直ちょっと怖い。
このままでは、まともな装備すら買えなくなる。そろそろフリオニールとエルフェにヘルプを頼むべきかもしれない。
ブラックネイルに先制されてパーティ半壊。全壊よりましだとばかりに逃げ去ったら、二マス前方にピンクのもやもやがいた。…なんだこれ、南瓜か?水辺の処刑者の様な南瓜か?
そのときは戦闘にならずに済んだが、瀕死のカーバンクル1匹を残してターンをまたいだとき、ついに何者かが乱入してきた。
やはり南瓜だった。呪われし飛南瓜。どう見ても南瓜である。
クジャが猛き戦いの舞曲を歌った所までは良かった。
セフィロスの抜刀氷雪とユウナのアイスショットを、敵の南瓜がそれぞれ二回ずつ避けた挙句、セフィロスをかばった銀竜が散る。
「逃げよう」と決めたその瞬間、背後からもう一匹の南瓜。
どう見てもその瞬間、後ろが壁になっていた。おおっと!逃げられない。
銀竜を蘇生した次のターン、やっとセフィロスとユウナの攻撃がヒットする。
敵の体力は1/10程度しか減っていない。敵の攻撃はあまりに強力で、セフィロスとユウナは一撃で瀕死になる。これは早くも終わった感がある。
こういうときなぜか、最後まで生き残るのがクジャでして――
彼が力尽きてジエンド。
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