なんか一列に並んで出てきたゾンビみたいな敵が一瞬で主人公の近くに集団でワープしてくるんだけどなんなんだろう。
というか本当に敵いっぱい出るな。戦闘のつまらなさと相まって心からいい加減にしろってリモコン投げ捨てたくなるレベルだ。幸せ。
今度はボスを無事に倒した。最初のボス戦ゆえか、勝利のチャンスになると「カーソルが赤くなった時にAボタンを押しましょう」といったようなチュートリアルメッセージが表示される。
で、最後のトドメでカーソルを合わせる必要があるんだが、
「今回はリアンが自動的に敵を倒してくれます」
ここまで戦わせておいて、最後の最後のかっこいいトドメの部分だけはプレイヤーを放置して自動操作とは……やるなジャレコ……
ボスを倒した先で、謎の水晶を見付けたリアン。どうやらこれが魔に力を与えている様だ。持ち帰りガストンに見せようとそれに手を伸ばすリアンだが、彼の眼前で水晶は砕け散り、彼は何者かの気配に身構える。
其処に現れたのは、長髪の男だった。彼は自らを魔王の息子、サディアスと名乗った。
「お互い父の名に恥じぬよう、良きライバルとして戦って行こう」
「ふざけるなっ!!」
剣を抜き放ちサディアスに斬りかかるリアンだが、サディアスにあっさりとかわされてしまう。
「前言撤回だな。おまえなど僕の足元にも及ばない」
そう言うとサディアスはリアンに魔法を浴びせた。倒れ込むリアンの目の前に手をかざし、魔力を集中する。
「死ねよ」と呟くサディアスだったが、直後、なぜか魔力を納める。「紅の魔術師か。厄介だな……まあいい」
彼の背後に、白く輝く魔法陣が現れる。「じわじわといたぶってやるさ」そう言い残し、サディアスの姿はその場からかき消えた。
王の耳にも、サディアスという青年の姿をした魔の情報は届いていた。サディアスは黒い水晶を使って魔を増幅し、復活させる。それに対抗するためには、さらなる兵力が必要だ。
父を亡くしたリアンをこれ以上巻き込みたくないと訴えるガストン。それを果たすためにも、もう二度と負けぬと彼は誓う。
そこにアイナも現れ、自分も王家の一員として、なにかできることをしたいと父に請う。覚悟を決めたと彼女は言った。
さて、いつのまにか王城の客室のベッドに寝ていたリアン。
彼を介抱していたらしいミストが、「かわいい寝顔……」とか「大人のキスははじめてかしら……?」とか言いだすが、まあ、そこは敢えて突っ込まないようにしよう。
どうやらガストンが、洞窟で倒れていたリアンを城まで連れて来てくれたらしい。
……とりあえず今日はここまでにしておく。
明日は山ほど用事があるんだ。
そして明後日からは、田舎に帰らねばならぬから、なかなか黄金の絆をプレイする時間が取れそうに無いが……
まあ、いい。絶対クリアしてやるからな。いいか、絶対だぞっ!!
いや、でも、個人的な意見では、このゲーム買うのはやめた方がいい。いろいろな面で致命的な欠陥が多いしとにかく全体的につまらない。
逆に、そういうのを好む、そういうので興奮する、自分のようなマゾヒストには、本当にお勧めのゲームだ。……自分は、本当に幸せです……。
あと、読書が好きな人にもお勧めだ。このゲームやってるとたくさんの本が読めそうだ。全体的に暇だからな。