剣と魔法と学園モノ。2ばかりやってたら1日経っていた。
楽しいいい!!予想以上に楽しいいいいい!!!
なにがすばらしいって、マップの構造が本当におもしろい。「1以下の糞マップ」どころか、「もはやマップの仕様が底辺をぶちぬいていてマップと呼べことすらできぬような代物だったとしても我慢しよう」といった程度まで覚悟を固めていた反動もあるだろうが、マップはすべて固定、それも感電床、回転床、電気壁、ワープなどよりどりみどりで、しょっぱなから本気で殺しに来てくれるこの感覚がたまらない!!魔女の森なんて広いしややこしいしでもう最高だ。嫌でも踏破しようという意欲を掻き立てられてしまう。すばらしい、本当にすばらしいぞ。
そしてグラフィックもすばらしい。森など屋外のマップでは遠くまで見通しが利くし、その風景も、よくありがちな1マス分の「壁グラフィック」をつなげた構成ではなく、ひとつのエリアをそのまま3D化してあって、そこをそのまま探索できる。世界樹やエルミでは、見渡せるのは何マスまでという制限があり、それより遠くのマップグラフィックは省略されて、代わりに「遠景」のグラフィックが表示されていたが、こっちは違う。何マス分しか表示できません、といった制限はない。広く明るい屋外であるならば、エリアの構造によっては、どこまでも見渡せる。エリアのこのへんには木が生えていて、こっち側は高い壁で、というように、エリアひとつのグラフィックがきちんと作られている。迷宮の中であっても、この部屋の隅っこには青い植物が生えてる、といった「景色」が描かれている。
だからそれが目印になる。マップでなくて、風景を見て、「あの樹のほうにすすむ」とか、「この植物の生えた場所がワープポイント」とか、そうやって道順や方向を把握する。頻出する回転床を踏んでも、景色を見ていれば、目印の岩のほうへ向かえばいいというのがわかる。いちいちマップを開いて方向を確認する必要はない。マップではなく、景色を見て歩くダンジョンRPG!!なんだかすごく楽しいぞ。
まあ、さすがにディープの向こうのたった1マスの陸地がアンチスペルだったときは背筋が凍ったけどな。これはまずいんじゃないか?
あと、バランスもいい。きつい。初見の竜族が出てくると大抵死ぬ。しかもそれが射Mだったりすると予期せぬタイミングで予期せぬキャラクターが一気に2人くらい死ぬ。それが心地よい。序盤死んでる職もあるが、愛さえあればなんとかなる。アイドルはブレスもちでないとどうすりゃいいのかわからんが、そのマゾさもたまらない。
なによりも、個人的な趣向の話になるが、魔法が強い!魔法使いがすごい!!こんなに魔法連発できるダンジョンゲームなんて初めてだ、なんだかとっても幸せだ。
前作のネックだったUIもそれなりによくなっているし、これほんとおもしろいなあ。
種族制限が狂ってるとか、相変わらず学園内でのUIがおかしいとか、道具袋共通なのかよとか、言いたいこともいくつかはあるが、迷宮探索が本当におもしろいので今のところはチャラだ。とにかくおもしろい。
あと、エルミの次にやったものだから、無尽蔵に持ち帰れるとさえ思えるアイテム鞄の数にびっくりだ。そうか、こういうゲームだったな……。
エルミなんか、最終的に「効率」と「外見」を天秤にかけることになるじゃないか。そしてだんだん格好がえらいことになっていく。個人的には、「外見(とプライド)を捨てる」のはジェクトの薔薇カチュとジタンのハニーメイルまで、「脱ぐ」ならクジャの裸エプロンまで、だと思っている。自分の中ではこのあたりがボーダーラインになっている。つまり、現段階で、エルミをやる上では、もはやジェクトやシーモアやアルティミシアの体装備外して全裸にしても、ジタンの武器防具外して完全丸腰の全裸にしても、全く問題はなくて、というかむしろそのほうが漁りが効率的になる面さえあるんだが、でもそれをやったら負けだと思っている。あ、雲様はブーツに全裸だけど、彼女は特別だ。フル古式だからな!
だから、「個別アイテム制廃止」というととモノの仕様に慣れるまではかなり時間はかかったが、これはこれで楽だし、いいかもしれないな……。なんというか、「漁る!」「鑑定する!」「持ち帰る!」ってステップがなくなったのは、やはり寂しいが……。「こういうゲームなんだ」って割り切って遊べれば、すごく楽しめる、おもしろいゲームだと思う。
というわけで当方ただいま、ディア♂魔法使いのザルエラちゃんが無双中。猫♀剣士のカロフィステリと撃破数1位の座を争っています。
がんばれ、前衛ノム子。
マップを完全に埋めつついろいろ漁って楽しんでいるから、クリアはまだ遠そうだが、とても幸せだ。